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精霊術師(基本)

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精霊使い
主要能力(4)=感応、精神、記憶、指導
    (3)=武勇、敏捷、頑健、観察
    (2)=強靭、器用、加護
    (1)=理論
初期装備=スタテッド・レザーまでの自分が装備できる鎧。
武器=制限なし。
防具=スタテッド・レザーまで。
盾=制限なし。

精霊使い用呪文。
 習得=記憶値。 発動=指導値。 使用回数=精神値を必要精神力で割った回数。

 精霊使いは、この世界を構成している要素のひとつである、精霊達と会話し、その力を借りる事で呪文を行使する者達です。
 精霊使いが力を借りる事ができるのは、「地」「水」「火」「風」「光」「闇」の六道であり、それぞれ使える精霊魔法がことなります。
 精霊使いになる時に、プレイヤーは六道のうち、1つを選ばなければならず、1人のキャラクターは、六道のうち、生涯通じて1つしか選択する事はできない為、慎重に選ぶようにして下さい。
 つまり、「地」を選んだ人は、その後に例え兼業する事があっても、「地」以外の六道を選択する事はできないのです。
 これには例外はなく、さらに、精霊騎士と兼業する場合、「地」を選んだ精霊使いは、「地」以外の精霊騎士になる事はけしてできません。
 精霊使いは、自らが選択した領域の精霊達を友として契約し、精霊魔法を使う事になるのですが、それは同時に精霊使い自身も精霊の領域に大きく影響される存在となるからです。
 精霊使いは、精霊を友として呪文を行使する事が出来るわけです。
 「地」「水」「火」「風」の四道の精霊はその四つでエレメンタルプレーン内に環状の領域をもっているのですが、「光」と「闇」の精霊はこのサイクルの中にはいっておらず、かなり強引な表現をすれば、環状のエレメンタルプレーンの上に繋がるのが「光」、下に繋がるのが「闇」のエレメンタルプレーンだと解釈出来ます。
 そのため、光と闇の精霊使いは、その呪文総数において、他の四道の精霊使いに及びませんが、その分、強力な呪文が多いのが特徴です。
 これはつまり、「地、水、火、風」の四道の精霊使いは汎用力と応用力、そして持続力にすぐれ、「光、闇」の二道の精霊使いは戦闘力にすぐれている(1つ1つの呪文が強力な為)ものの、持続力や汎用性に欠けるという事を意味しています。
 六道の精霊魔法は、それぞれ特長があり、「地」は回復・防御に優れ、「水」は瞬発力・対応力(カウンター系)に優れ、「火」は打撃力と攻撃力に優れ、「風」は持続力と射程に優れています。
 残り二道については、やや独立系の為、上記四道と効果がかぶるのですが、効果が少し強いかわりに、呪文の使用回数や、応用力で劣る結果となります。
 「光」は回復と防御、対応力(カウンター系)に優れ、「闇」は攻撃力と召喚補助に優れているのですが、1つ1つが強力だからと安易に「光」や「闇」を選ぶと、結局応用力や持続力の部分で大きく劣る為、特に初心者にはおすすめできません。
 慎重に選ぶようにして下さい。
 その他に精霊使いには、どの「道」を選んでも使用できる共通精霊魔法があります。
 共通精霊魔法については、エレメンタルプレーンそのものにある普遍的な力をもとにした呪文であり、どの「道」のエレメンタルプレーンにも存在する力といえます。
 つまり、地、水、火、風、光、闇のいずれかの「道」を選んだとしても、メインである精霊魔法と、さらに、共通精霊魔法が使用できる事になるわけです。
 精霊使い用呪文は記憶チェックで習得し、必要精神力で精神値を割った数がその呪文の使用回数となり、指導チェックの達成値が、呪文の達成値となります。

 なお、呪文習得の際には「選んだ「道」の精霊魔法」と「共通精霊魔法」を1つの魔法体系であるかのように自由にどちらからでも選択して習得する事が出来ますが(つまり1回のレベルアップの習得で、「共通精霊魔法」と「選んだ「道」の精霊魔法」の両方を習得する事が出来ます)、上位呪文習得の条件となる、M値44以下の呪文習得については、「選んだ「道」の精霊魔法」と「共通精霊魔法」を、それぞれ条件を満たしている方については習得出来る形となります(つまり「選んだ「道」の精霊魔法」の方のM値44以下の全ての呪文を習得したなら、そちらについてのみはM値45以上の呪文を習得出来るようになりますが、「共通精霊魔法」については「共通精霊魔法」でM値44以下を全て習得しなければM値45以上は習得出来ないという事です)。



精霊使い共通精霊魔法

 六道いずれを選んでも習得できるもので、普遍の精霊力そのものから力をかりて行使する。

 M=習得目標値(記憶チェック) A=必要精神値
 ※共通精霊魔法にはサブが存在しない為、M値、A値ともに一種類のみとなる。
 R=射程 D=効果時間 E=効果範囲


○エレメンタルワード R=- D=達成値ラウンド E=下記 M=7 A=10
『リ・グ・グレイアント 我が友よ、汝が言葉を我にさずけよ』
 自分が契約している精霊と言葉をかわす事ができるようになるもので、回りの精霊達に質問する事ができる。
 精霊達は基本的に正直に答えてくれるが、精霊達には時間の概念がなく、また、種族的な区別がつかない為(2本足か四足かくらいは判別できるが、容姿は理解できない)、限定的な事しかわからず、さらに、契約している精霊力が強く発生していないと受け答えが出来るような自我が保てない為、火ならたいまつ程度の燃える火、比較的強い風、大量の水、踏みしめる大地、夜の暗闇、昼の太陽の明かりなどがなければならず、大抵の精霊達は随時移動している為、かならずしも使い手が必要としている情報が聞けるとは限らない。

○サモンメッセンジャー R=下記 D=達成値÷2時間 E=下記 M=18 A=20
『エイジャル・ガルバスビュート=イグジレイト 我は求める、見えざる友たちよ、ここに集いて、我を助くる力となれ』
 使い手と五感を共有できる使い魔を、回りの精霊力を固めてつくりだす。
 体長30cmくらいまでのサイズの小動物の形状と、2つまでの特徴を呪文使用時に宣言し、呪文に成功すれば、その特徴をもった使い魔が使い手の脇に出現する(例として、「鳥で、喋れて、夜目がきく」で、他人と会話できるフクロウが出現するなど)。
 使い魔は常に使い手と精神的な会話を行う事ができ、使い魔自身は人でいえば15~16才程度の知能を持っている。
 使い魔は使い手に絶対服従であるが、戦闘能力は皆無で、何らかの形で戦闘に巻き込まれた場合、達成値×1.5のHPを持ち、回避判定の達成値と、抵抗判定の達成値は、この呪文の達成値-8の値を利用し、攻撃能力はまったくない。
 この使い魔は、どれほど距離があっても、使い手のもとへともどる事ができる。
 なお、使い魔が行う「観察」などの判定の達成値は、すべてこの呪文の達成値-8の固定値を利用するが、特徴として指定したものであれば、達成値+5の固定値を、その行為の達成値として使用できる(「目がよい」を特徴にした場合には、なにかを見る行為の「観察チェック」時には、呪文達成値+5を使って良く、五感を共有できる為、使い手は使い魔の視覚に切り替えれば、実質的に観察値をはねあげられる場合がある)。
 ちなみに、特徴選択時に「喋れる」を入れないと他人とは会話できず、「頑丈」を入れたならHPは達成値×2の値となる。

○サクリファイス R=4m D=永久 E=対象1体 M=18 A=10
『リ=ミョルミドーン・ザイン 汝が痛みは我のものなり、我が命をもちて、汝を癒す力とする』
 対象の傷を達成値ポイントまで回復させる事ができるが、回復させたのと、同じだけのHPを使い手は支払わなくてはならない。
 交換の支払いHPの上限が達成値ポイントまでの為、それ以下であれば何ポイントでもかまない。
 なお、この呪文は1による自動的失敗はない(ただしファンブル・クリティカルは発生する為、ファンブルの場合のみ呪文は失敗し、ファンブル表に従う)。

○サモンライフ R=接触 D=永久 E=対象1体 M=22 A=8
『リ・グ=クィリオビュルアズ 癒しに満ちたる、優しき精霊よ、我にその大いなる力をさずけたまえ』
 回りの精霊力により自然治癒力を極大にし、対象のHPを達成値÷2ポイント回復させる事ができる。
 この呪文は非戦闘時であった場合、10ラウンドかけて呪文を発動させる事で1による自動失敗がなくなる(さらにファンブルとクリティカルが発生しなくなる)。

○ゴーストウォーカー R=下記 D=達成値ラウンド E=下記 M=27 A=37
『ガルバスビュート=イグジレイト ガ=ギィドム 万物に満ちたる力よ、ともに集いて、我を助くる力となれ』
 エレメンタルプレーンからの力の媒体を通して白っぽい、半透明人型の使い手の意思に絶対服従のコーパレイションと呼ばれる存在を召喚して使役する事ができる。
 コーパレイションは使い手の言う事ならなんども従うが、効果時間を超えてこの世界に存在させておくと発狂し、使い手に襲い掛かってくる。
 また、1度した命令は取り消せず、矛盾した命令は後からのものを拒否する為、慎重に命令しなければならない。
 このような使いでの悪さから、通常は戦闘補助程度しか使用されない。
 コーパレイションの能力は以下の通りとなるが、発狂した場合と、呪文をファンブルした場合(ファンブル表は無視する)は、達成値の部分を全て使い手の全能力値のうち最大値+8として計算して、使い手に襲い掛かる。
 <召喚獣:コーパレイション>
武勇=達成値×1.5 敏捷=達成値 精神=達成値 器用=達成値÷5 筋力=達成値×2
観察=達成値÷5 魅力=達成値÷5 対応値=達成値÷7 装甲値=達成値÷7
攻撃=拳2(2D6+達成値÷5【叩き】) 耐久=達成値(HP=耐久値×1.5)
SP=特になし。

○コレイティブエラー R=2m D=1ラウンド E=対象1体 M=28 A=12
『フィドゥア・ゴース=ワイム・アレ 流れ、満たす者たちよ、我が声をきき、力を縛れ』
 この呪文はモンスターにしか使用できない特殊なもので、対象のモンスター1体の「ターン開始時能力」または「フリータイング能力」のうち1つを指定し、次のラウンドの間、そのモンスターは指定された能力を使用する事ができなくなる。
 この呪文は抵抗ができず、達成値の大きさは必要とされない。

○チェインネイチャー R=下記 D=達成値÷5時間 E=使い手のみ M=30 A=11
『バルトゥス・ラウゼリク 全てに満ちる我らが友よ、我が力願いと力を助けたまえ』
 この呪文は使用するにあたり、使い手が使用できる契約した精霊の呪文(共通精霊の呪文は選択できません)1つを選択し、あらかじめ自分にエンチャント呪文としてかけておきます。
 これ以降、使い手が最初に使用したその呪文の達成値を、1回だけ、この呪文の達成値÷4だけ引き上げる事ができます。
 この呪文は非戦闘時しか使用できず、1度かけてしまうと、使い手の意思にかかわらず、選択した呪文を「最初に」使用する時に、「自動的に」発動してしまいます。
 その為、その時にその呪文が自動的失敗などしたら、この呪文は無駄になってしまう事になるでしょう。
 この呪文は同じ呪文を選択して重ねてかける事はできません(異なる呪文を選択していれば問題ありません)。

○サポーティングエレメンツ R=2m D=1ラウンド E=対象1体 M=33 A=9
『ティルダレン・フィル 数多に満ちる力よ、意志をもって加護の力となりたまえ』
 この呪文はラウンド開始時に使用する事が出来、対象となった者は、そのターンの間、命中判定、回避判定、抵抗判定のいずれかの判定において、振ったダイスの中から1つだけを振り直す事が出来る。
 この呪文は特殊な「振り直し」効果して処理し、通常は振り直し効果は1回の判定につき1つしか使用する事は出来ないが、この呪文による振り直しについては、振り直した1個のダイス以外のダイスを振り直す効果であれば、この呪文による振り直し処理の後にのみ使用出来る(つまり全ダイスを振り直す効果などは、この呪文の効果の後でも使用出来ないが、選んだダイスを振り直す効果ならば処理する事が例外的に出来る)。
 なお、この呪文は本来呪文の達成値の大きさを必要としないが、達成値がパーティランク目標値以上であった場合、使い手はそのラウンドさらに精霊使いとして自身の行動順で通常通り行動する事ができる。

○プランナーディソーダー R=2m D=達成値÷6ラウンド E=下記
             M=34 A=31
『リ・フュル・ギィドム 側に在りし我らが友よ、我が力のかけらを、汝が力と取り入れよ』
 使い手中心に結界をはり、使い手より2m以内の精霊力を活性化させ、すべての「分類:精霊」とエレメンタルに該当するものの、あらゆる行為の達成値に達成値÷6のボーナスを与える。
 また、この結界内で使用される精霊呪文についても、同様のボーナスを与える。
 ただし、使い手は精霊力を安定させる為に自己の行動は制限され、すべての判定に、同値のペナルティをうける事になってしまう。
 なお、この呪文が二重にかかる場合などは、ボーナスは数値の高い方しか使用されず、ペナルティはそれぞれの使い手が規定通り受けてしまうため、意味がない。

○ディスミスエレメンタル R=4m D=瞬間 E=精霊1体 M=52 A=30
『エイジャル=ザイン ガ・ディオン=ボレイアス 4大の聖王と2強の覇王に奉る、我が願いを叶えたまえ』
 この世界に呪文により、一時的に召喚された精霊(通常の呪文で呼び出されているものは全てこの範疇です)であれば、無条件でエレメンタル・プレーンへと送還してしまう。
 また、存在している精霊や、固定化されている精霊(儀式呪文で呼ばれたり、なんらかの理由によりヴォーテックスを抜けて、自らの意思で来た者、またはこの世界に干渉する為に存在している者など)であっても、抵抗の失敗で無理やり送還されてしまう。
 なお、精霊騎士におけるガーディナルも精霊である以上、この呪文の対象にとれるが、それはフェオムの状態の時だけとなり、抵抗に失敗した場合、一時的に休眠させられたとして、精霊騎士にペナルティは与えないが、1ターンの間、ガーディナルは召喚できないものとする。

○ヴァイタリティ R=2m D=永久 E=対象1体 M=57 A=21
『リ=ザイアン・リス この者に宿りし命の源よその身の痛みを、我の命で癒したまえ』
 この呪文はフリータイミングで使用し、かつ、宣言するだけでよい(呪文発動のダイスを振る必要はない、達成値は「1」として扱う)。
対象とした者自体の精霊力と治癒力に干渉して、対象となった本人が耐久チェックを行い、その達成値ポイントだけHPが回復するが、強烈な治癒力は対象に負担を与え、振ったダイスの数×1のHPを、回復の後に支払う事になり、HPが0以下の者に使用した場合、振ったダイスの数×4のHPの支払いとなってしまう。
対象なったものの生命力それ自体に干渉している為、傷が深ければ、この呪文による負担により、対象の傷は深まってしまう場合もありえる。

○エレメンタル・ブースト R=- D=達成値÷8ラウンド E=4㎥
             M=72 A=35
『リ・グリエイト・イーシオン 力強き我が友よ、更なる力と見えざる盾を、我が元に授けよ』
 使い手を含んだ4立方メートルの空間内の精霊力にエレメンタルプレーンの力を流し込んで固定する。
 効果時間の間、この結界内で使用され、発動した精霊呪文の達成値は、この呪文の達成値÷5だけ上昇し、精霊呪文以外の呪文は、この呪文の達成値÷5だけ達成値が減少される。
 これはあくまで、この結果以内で「使用され、発動した」呪文のみが対象な為、例えばこの結界内で射程のある呪文を結界の外にいる者に使用した場合は影響せず、どうように、精霊呪文以外がこの結界の外で唱えられ、この結界の中にいる者に影響を及ぼす場合でも、とくにペナルティはうけない事を意味している。