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レジェンズにおけるゲームの世界

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 レジェンズにおけるゲームの世界

 この「レジェンズ」において扱っているのは、いわゆるファンタジーといわれる分野の世界でプレイヤーキャラクターが冒険する事を目的としています。
 映画で言えば「ロード・オブ・リング」「トロイ」「ナルニア物語」「ホビット」などの世界を再現しており、英雄たちが活躍する剣と魔法とモンスター達の世界です。

 私たちの世界でいう、中世ユーロッパのような形で社会が営まれていて、王もいれば農民もおり、基本的に多くの国では君主制が敷かれています。
 文化水準や生活様式などもそれらに近いのですが、いくつかの点でよりゲームチックに差異があるといえます。
 ご都合主義だと感じる部分があるかもしれませんが、より多くのプレイヤーがキャラクターとして「レジェンズ」の世界を楽しめるようにしているものですので、もしもプレイされる方がもっともっと私達の世界での中世に近づけたい場合はマスターと相談して自由に変更すると良いと思います(もっとも、魔法やモンスターがいた歴史はないので、私達の世界に近づけるほど不自然なものになる部分がある点も考慮してみてください)。
 現実にあった中世ヨーロッパと違うのは、ヒト(いわゆる我々人類です)以外の様々な種族が存在していて、「人間」として雑多な種族が混じり合って生活しており(映画「スターウォーズ」の町中の風景などを想像して下さい)、貨幣が大陸全土で統一単位での決済手段として確立されている事と、様々な魔法やモンスターが実在している事です。


○モラルについて

 「レジェンズ」の世界はファンタジーですが、モラルは現代に近い形で確立しています。
 それぞれ大きな町(一般的には城壁にかこまれた城塞都市と呼ばれる形です)には領主(大抵は爵位を持った地方貴族ですが、商人上がりのものや地主的な者もいる事でしょう)がいて、それらを束ねる主都には王、または議会があり、それぞれ定められた法に基づいて治世しています。
 統治する為には国という範囲があり、それぞれの国には軍隊があり、都市には衛兵もいるでしょう。
 我々の世界の中世にくらべて、モンスターという日常的な脅威がある関係上、都市や国における衛兵や軍隊の人数や規模はかなり大きめのものとなっています。
 一般常識、または社会のルールと呼んでもいいものに対する人々の意識は現代社会と同じか、場合によってはより厳しいものです。
 人間が完全に世界の動向を握っているわけではなく、より身近に危険が存在している世界ですので、秩序というルールはかなり重視されているハズだからです。
 特に罰則については見せしめ効果もある為(教育レベルは現代よりも低くならざる得ず、農民などの多くは字の読み書きがやや不自由であるケースもあるでしょう)、現代社会よりもかなり厳しく、貧富の差はかなり大きく、階級社会であるため、人権はかならずしも平等ではありません。
 貴族と農民の生活には天と地ほどの差があり、一部の商人たち以外は平民は旅行などする事はなく、自分の生まれた町や村、または売られていった先で一生を送るのが一般的です。
 ただ、これは平民が不幸であるという意味ではなく、社会しての枠組みが出来てしまっているいう意味で、人々は自分に与えられた環境で日々元気に暮らしており、それぞれの階層での幸せをある程度満喫しながら、社会と運命に従って一生懸命暮らしています。

 プレイヤー達が演じるキャラクター達は、そういった社会の枠組みから飛び出したアウトローでもあり、自分の技術と仲間の協力で、雲母名を文字通り命がけで切り開いている者たちなのです。
 ですので「冒険者」達の社会的な地位はかなり低く、それでいて危険な仕事を請け負い、専門技術を取得している流れ者である為、社会の枠組みによる利害関係に左右されない事から需要もあり、しかも貴族であろうとも平民であろうとも、冒険者達は自分の意思で仕事を請け負い、時として枠組みそのものに穴をあけてくれる存在でもあるわけです。
 一般の人々が社会と運命に従っているのとは逆に、冒険者達は自らの意思と力で社会と運命を変える事が出来る存在であり、そういった事から「冒険者」をさして「フォーチュンメーカー」、運命を作り出す者、という呼ばれ方をされる時もあります。


○治安について

 「レジェンズ」の世界ではモンスターが実際に徘徊している世界ですが、そうはいっても平時では町中や主要街道はまず安全です。
 主要街道は近隣の町の領主と国の統治者が可能な限り整備していますし、町中はその町の領主の責任において、人々の生活が守られています。
 その一環として、ある程度大きな町では一般的に剣などは袋にいれて紐でしばらなければ町に入れないなどの規則がありますし、魔法のたぐいは町中で使用するのは重罪です。
 殴り合いのケンカなどはある程度黙認されますが、騒ぎが大きくなりすぎれば衛兵が介入してくるでしょう。
 しかしながら町の規模が大きくなり、人間の数が増えてくれば貧富の差や、治安維持区域の限界などから、町の外周近くにはダウンタウンが生まれ、そこでは治安が悪化して、ひどい場合は帯剣なしでは歩けない程になっているケースすらありえます。
 
 奇妙な事ですが、社会から疎まれている「冒険者」ですが、その専門的な技術力、戦闘能力を買われる形で社会から求められている存在でもある為、大抵の大きな町では、暴動や町中でのモンスター騒ぎ、大きな事件などがあった場合、衛兵は自身の権限で「冒険者の介入」を宣言、または依頼することが不文律として一般化しています。
 その場合、「冒険者」は衛兵の「協力者」として、市民に被害が出ないことを大前提とされますが、自由に武器を振るい、魔法を使用し、事態を強制的に終わらせる権利と、それに対して正当な報酬を請求する権利が与えられるのです。
 これはあくまで衛兵が自身の権限で宣言する必要がありますが、状況によっては衛兵がいない場合など、ある程度の地位の商人や、宿屋などのサービス業の店主などの証言によって同様の扱いを受ける事もあります。
 一般社会と冒険者の微妙な関係をもっとも強く表しているのがこの「冒険者の介入宣言」と言えるかもしれません。
 なお、冒険者ギルドに加盟していた場合、この「冒険者の介入宣言」がなされた扱いかどうかについて、ランサーなどのギルドは事態を調査して便宜をはかってくれるため、多くの冒険者がギルドに加盟しています。


○ギルドについて
 現代社会と「レジェンズ」の世界の中で違うものの一つが「ギルド」の存在です。
 ギルドは専門技術をもった冒険者達の相互支援・補助的な動きから生まれたもので、各職業ごとに存在し、その職業の者達が集うとともに、その技術を生かして、一般社会とも深く接点を持っています。
 こうしたギルドの存在が、「冒険者」をならず者とは違う存在であるという社会からの認知度をあげていると言ってもよいかもしれません。
 各職業についている者は、基本的にはその職業ギルドに登録しており(職業につく時に登録しなければならないので、特別な事情なない限り全員となります)、情報の提示、宿の確保、助力先としてキャラクターはギルドの力を借りる事が出来ます。
 とはいえ、ギルドはキャラクターが選択出来る各職業につき1つづつ確かに存在していますが、ある程度大きな都市にしかギルドはありませんし、職業によっては社会的な接点がほとんどない、または首都にしかギルドがないものもあります。
 一般的にキャラクターがギルドの力を借りれるほど、一般社会と深い関係にあるのは以下に紹介するギルドになるでしょう。

☆盗賊ギルド
 良い面も悪い面も含めて、職業ギルドの代名詞の1つとも言えるのがこの盗賊ギルドで、少し大きな町であれば大抵は存在しています。
 盗みや盗品売買などを仕切っていて、町の裏社会の象徴とも言えます。
 それゆえ、高額ではありますが、さまざまな情報の入手が可能となっています。
 イメージとしては、昔のインテリヤクザなどで、社会の中で必要悪として、警戒されながらもある程度容認されているといった状態です。
 ただ、盗賊ギルドは一般社会からは完全にかくれて存在しているので、プレイヤーキャラクター達が利用するには、盗賊のキャラクターが出向くか、後述のトレイダーズギルドなどによってツテを頼る必要があります。

☆暗燈士ギルド
 本来暗殺を生業としている「暗燈士」は、その特性から国家単位の裏情報に精通しています。
 ただ、通常は情報の取引には応じてくれず、パーティメンバーの「暗燈士」がギルドの仕事を受ける時に、その付随情報として受け取るか、何らかの事情で「暗燈士」と共闘するような形となった時にその代価として敵対側の情報が伝えられるといった、極めて限定的な形でのみキャラクターは知る事になるでしょう。
 暗燈士ギルドのイメージとしては犯罪者の地下組織やテロリストネットワークのようなもので、一般社会としては決して受け入れる事が出来ない存在でありながら、常に社会の暗部で活動しているといったものです。
 キャラクター達にとってはシナリオの敵として出てきやすい、非常に恐ろしいギルドでもあります。

☆野伏ギルド
 情報伝達のプロフェッショナルで、国家存亡をかけた密書から、一般人の手紙まで、依頼をうければ町から町へそれらを運んでくれます。
 もっとも一般社会でなじみのあるギルドで、少し大きな町程度であれば、野伏ギルドは通常の商店のように営業をしています。
 イメージとしては郵便局や宅急便屋でありながら、密輸組織でもあるといった感じです。
 その仕事の内容から、旅の裏道や近道、街道の安全性などについての情報をもっともはやく、正確に揃えており、行商人などは必ず顔を出して旅の行程を決める為に情報を買っていくほどです。
 決して売る事はありませんが、国家同士や組織同士の裏でのつながりなどにも非常に詳しい側面があり、そういった情報を握っている事から、大きな組織から干渉されないギルドでもあります。

☆魔術師ギルド
 魔法の探求と、魔術の指導をかねており、かなり大きな町にしか存在しませんが、魔法学院を併設している場合もあります。
 純粋な呪文という形の魔法を探求しているケースもありますが、世界の謎であったり、未知の生物や失われた歴史、魔法の物品などについてもそれぞれ専門の担当者が研究、記録にあたっています。
 そういった事情から、魔術師ギルドの構成員はかならずしも呪文が使えるわけではなく、現代でいえば、各種研究機関がイメージとしては近いでしょう。
 謎と未知には深い関心があり、プレイヤーが発見した知識や物品などを有料ではあるものの調べてくれるギルドとして利用されるでしょうし、そのまま買い取ってくれる事もあるでしょう。
 一応一般市民についても間口はひらいていますが、偏屈でいかがわしい存在として忌避されていますし、実際にそういう傾向が強い為、プレイヤーキャラクター達もメンバーに魔術師がいないと高額の依頼料を払わされることになりかねません。
 また、不確実な情報の調査を依頼してくるギルドとしてかかわる事もあります。

☆教会
 ギルドとは少し違いますが、「レジェンズ」の世界でもっとも広く展開しており、一般市民にとってもっとも身近で、もっとも頼りにしているギルドと考える事も出来ます。
 村程度であれば教会は存在し、司祭が責任者として日々務めをはたしています。
 基本的には善の6大神を等しく崇拝の対象としており、司祭といっても呪文が使えたりするのではなく、神の教えを説教するのがその主な仕事内容です。
 大きな町にいけば、6大神それぞれの司祭がおり、呪文が使える者がその職務についていますし、かなり大きな町となると、6大神それぞれの礼拝堂があります。
 多くの一般人は自分の生活にもっとも近しい1神を特に強く崇めていて、日曜日にはミサもおこなわれています。
 教会はその特性上、市民の生活や、町や村の現状や歴史、事件などを含めた近況などの情報があつまる場所であり、お布施としてある程度のお金は必要になるものの、他のギルドにくらべたら本当にささいな金額で情報収集が出来る場所と言えるでしょう。
 特に僧侶のプレイヤーキャラクターがいた場合には、旅先の教会にはかならず顔をだしておくのが礼儀とされます。

☆トレイダーズギルド
 キャラクター達にとってもっとも利用しやすく、付き合いが多くなるのがこのトレイダーズギルドで、通称である「冒険者ギルド」の方が一般的です。
 本来は旅人達同士の相互協力組織だったのですが、仕事柄各職業ギルドにつなぎがとれる事から各職業ギルド間の調停や仲裁をするようになり、一般人からの仕事の仲介や斡旋を請け負って徐々に力をつけて、現在では野伏ギルドとならんで一般市民にとって、もっともポピュラーなギルドとなっています。
 通常プレイヤーキャラクターの冒険者はランサーと呼ばれるトライダーズギルドに登録しており、互いの利益を損ねることがないように、最低限の配慮をしていますし、ギルドの方で冒険者同士が衝突しないように依頼がきた段階で調整します。
 ただし、冒険者ギルドはランサー以外にもあり、他のギルドのメンバー同士の衝突は日常茶飯事で、町中では流石に表向きなにもありませんが、町の外、特に他人にみられることがなくなる遺跡や廃墟などで戦闘になってしまっているのは公然の秘密です。

 異なる冒険者ギルド同士が全面衝突する事はまずありませんが、大きな町や首都などでは、利権をめぐってしのぎを削っている事がめずらしくありません。

 プレイヤーキャラクターは、よほど特殊な状況(マスターからプレロールドキャラクターとして提示された場合など)でないかぎり「ランサーギルド」に所属するか、どのギルドにも所属していないフリーランスの冒険者であると良いでしよう。
 「ランサー」以外のトレイダーズギルドは基本的にはNPCか敵対する存在として登場するもので、プレイヤーキャラクターが所属するにはギルドの思想や縛りがあまりに反社会で不適切となってしまいます。
 
 ある程度大きな町にあるトレイダーズギルドには、近隣の町のギルドを取り仕切るギルドマスターがおり、所属しているメンバーに命令する権限も持っていますが、もともと自由を尊ぶ「冒険者」達に強制する事はまずなく、ほとんどが「依頼」という形をとり、当然報酬も用意されます(ただしこれは「ランサー」での話で、他のトレイダーズギルドでは「命令」が当たり前のギルドがほとんどです)。
 特別な事情がない限り、ギルドから名指しの依頼がきた場合には受けるのが礼儀とされています。
 ギルドマスターにはかなりの自由裁量が認められているうえ、同じギルドでもギルドマスターの考えは必ずしも一枚岩ではないため、ギルド間の争いではギルドマスター同士の独断によるものがほとんどで、各ギルドの本部にいるとされるグランドマスターの指示でギルド同士が争っていることはないとされます。

 トレイダーズギルドについてはゲームをプレイするにあたって、プレイヤーキャラクターが所属していると、各職業ギルドの力を借りたい時に、その職業のものがパーティメンバーにいない場合などに特に有効となります。
 例えば盗賊がいないパーティ構成のメンバーで、盗賊ギルドの力を借りて情報収集したい時などは、トレイダーズギルドでつなぎをとってもらい、その紹介という形で場所と時間が指定され(大抵はトレイダーズギルド内にある専用の個室)、盗賊ギルドの担当者と会見が出来るといった形になります。
 こういった紹介では通常10~100spほどの仲介料がかかり、利用した職業ギルドに支払った金額の10%ほどを、さらにトレイダーズギルドへの謝礼として支払うのが通例です。
 冒険で入手したアイテムなどを売りさばきたい場合などもトレイダーズギルドで買い取ってくれるなどの便宜をはかってくれます(20%ほどギルドの仲介料として安くされます)。
 プレイヤーキャラクター達が初めていった町などでも、宿の斡旋や仕事の仲介などをしてくれるため、ギルドメンバーになっておくのは大きな利益となります。
 以下に代表的な5つギルドを紹介します(ただし、「ランサー」以外は敵として出てくる事がほとんどでしょう)。

◎ランサー
 普通トレイダーズギルドといった場合このランサーの事をさしていて、冒険者が登録している一般的な冒険者ギルドです。
 ギルドの構成人数では5つギルドの中で比較にならないくらい多く、他の4つのギルドの構成人数全てをあわせてもランサーに及ばないとされ、それだけ組織としての影響力もあり、一般社会に対して信用も高いギルドです。
 特に厳しい規則もなく、各職業ギルドの仲介と一般市民からのものを含めた仕事の斡旋等、本来のトレイダーズギルドの役割をもっとも忠実にこなしているギルドと言えます。
 ギルドからの「命令」はほとんどなく、あくまで報酬が用意された「依頼」となりますし、特別非合法な事さえしなければ何も問題視されません。
 逆にいえば「ランサー」では犯罪行為、または非人道的な仕事については関与を禁じており、そうしたギルドの方針が信用につながり一般市民に対して「冒険者」の地位向上に役立っています。
 ギルドメンバーが何かの事件に巻き込まれたなら、相互補助組織としてある程度まで力も貸してくる事でしょう。
 町の秩序についても一役かっている部分があり、そういった事からも一般市民、また領主などからも評価の対象となっています。

◎シタール
 各国の国家そのものとの結びつきが極端に強いギルドで、それら国家機密等にかなり精通し、ギルドの決定も、非常に政治色が強く、民衆をないがしろにしたものである事が特徴です。
 ギルドの決定にギルドメンバーは従う事が強制されねギルドでしらされた情報の口外は一切禁止されています。
 ギルドとしての結束の固さでは5大ギルドでも1、2位をあらそいますが、それは同時に裏切り者に対する苛烈なまでの制裁という側面も持ち合わせています。
 独裁的な領主など力を求める貴族に重宝されているギルドで、まず利権ありきの思想で動く危険なギルドです。

◎トライデント
 遺跡の発掘、財宝の確保などを最優先にしているギルドで、各地の遺跡やマジックアイテムの鑑定、さらにはその販売にいたるまで、徹底して自分たちのギルドで管理しようとしています。
 目的の為ならば手段は選ばず、その為には後述する「ダークホール」とでも手を組むと言われています(「トライデント」はそれをもちろん否定していますが、かなり怪しいものです)。
 遺跡の探索では「トライデント」と手を組むのは、盗賊に宝をまもらせるようなものだと言われるほどで、彼らは財宝の為ならば、遺跡内で他の冒険者に奇襲をかけるなどして戦闘行為に及び事にまったく躊躇しません。
 その為、強欲な商人、貴族といった者達から重宝されていますが、他のトレイダーズギルド、特に「ランサー」との確執は有名で、常に互いを牽制しあう形となっています。
 また、そこまでして溜め込んでいる財宝を何に使用しているのかまったくわかっておらず、それも大きな謎となっています。

◎スターライト
 様々な魔法の知識、古代文明や異世界の存在の解明に力をそそいでいるギルドで、一般社会への関与や貢献はまったく度外視し、ただひたすらギルドの以降と命令をもとにギルドメンバーは各地を探索しています。
 本来自由を愛する冒険者達とは思えない、命令に対する絶対的な服従度から、法外な報酬か、またはなんらかの強制力が働いているのではないかと噂されています。
 協調性もなく、自分たちの仕事の邪魔さえしなければ特になんの反応も示さない為に、かなり浮世離れした存在となっていますが、上記のようなものの収集に関しては狂気さえはらんでいるのではないかという程の執着を示し、徹底した行動を起こします。
 一部の隠遁者や学者などには重宝されていますが、異界の知識を渡さなかった、または古代遺跡の貴重な資料を隠していたといった事から惨殺死体となって、そういった学者や大商人、はては司祭などが発見された時に、事件への関与がもっとも怪しいのがこの「スターライト」です。
 そこまでして収集した知識をつかって、何をしているのかまったくの謎となっています。

◎ダークホール
 5大トレイダーズギルドの中で最も謎につつまれており、最も危険なギルドで、邪神信仰、悪魔崇拝、国家転覆など「ダークホール」が関与したとされる危険な仕事は数知れません。
 もちろん一般社会からアクセスする事など不可能で、裏社会における犯罪者ネットワークのような働きをしていると言えます。
 魔の者たちや、異界の存在とも手を組んでいるとの噂もあり、実際に人間社会に対する敵対種族の中に「ダークホール」のメンバーがいるというのは有名な事実です。
 その活動理念や方針などもまったくの謎で、一部では「この世界の者ではない存在」が人間社会に影響、関与するための隠れ蓑として存在しているのではないかとも言われています。
 プレイヤーキャラクター達の敵役の所属ギルドとして登場する事になるでしょう。